英真学園(えいしんがくえん)

 

教員ブログ

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  • 「防災の日」に因んで

    2011/09/01

     9月1日は、暦の上では立春から数えて210日目であることから「二百十日」とも呼ばれます。季節の移り変わりの目安となる「季節点」の一つです。稲の開花時期に合わせたように台風がやってきたり強風が吹き荒れる時期に当たるので「台風襲来の特異日」とも言われています。丁度、台風12号が接近しています。大型で強い台風のようですから十分な警戒と注意が必要です。  88年前の今日、つまり1923(大正12)年9月1日午前11時58分、相模湾北西沖80キロを震源とする大地震が発生しました。これが関東大震災で、死者・行方不明者が10万人を超える未曾有の大災害でした。調べてみると「1923年(大正12年)9月1日、関東地方南部を襲った大地震により、死者・行方不明者 10万5千余り、家屋の全壊10万9千、焼失21万2千という未曾有の大災害がもたらされた。被害総額は当時の国家予算の1年4カ月分に達する」と言います。「災害への備えを怠らないように」との戒めを込めて1960年に、9月1日を「防災の日」と制定されました。 「天災は忘れた頃にやってくる」と言います。平時の内から、避難場所や避難経路の確認や非常持ち出し袋の用意をしたり、不安定な家具や危険なものがないかなどを家族で話し合い、点検してみることも大切です。いつ、何が起こるかわかりません。自分がどこにいるのかでも対応(行動)は変わります。様々な条件を組み合わせて考えてみましょう。もし、自分が学校に居たら、電車に乗っていたら、家に居たら、街角を歩いていたら、対応が変わってきます。少なくともいえるのは、冷静に行動すること、安全を優先することにあるように思います。 今年の学園祭・体育祭の統一テーマは「~笑顔~みんなに希望を届けよう~」です。生徒の皆さん、一人ひとりの頑張りで希望が明るく生まれてくるように、また、生徒の皆さんの様々な取り組みを通して「成長できた」「前に進んだ」「力がついた」といえる二学期となるようにしましょう。(内田)
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  • あれから222年・・・フランス人権宣言の誕生

    2011/08/26

     蒸し暑い日が続いていますが、「ジージージー」と朝からの蝉の大合唱の合間から「ツクツクホーシ~」の声がしてきました。秋が近づいています。 人権という言葉が当たり前のこととして私たちの会話に登場しますが、今に至るまでには長い人類の闘いの歴史がありました。222年前の今日(1789年8月26日)、フランス人権宣言が採択されました。フランスの憲法制定国民議会において、憲法の前文である「人間および市民の権利の宣言」を採択。一般に「フランス人権宣言」と呼ばれています。この宣言は、前文と17の条文から成り立っていて、「人は生まれながらにして自由かつ平等の権利を有する。」と謳い、主権在民や法の下の平等、所有権の不可侵などを宣言し、近代憲法の源流となりました。今、自由とか平等、生きる権利・平和的生存権など多くの人権が当たり前のものとなっていますが、当たり前でなかった時代のことを考えて今の時代と比較してみるのも人権について考える一つかもしれません。(内田)
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  • 被災地訪問報告その2

    2011/08/25

    海に面している閖上(ゆりあげ)地区の小高い人工の丘に登りました。新しい卒塔婆があり、360度見渡すと廃墟と化していました。家の土台だけを残してほとんどの家が流されていました。田んぼも畑も全滅です。やっと道路がどうにか確保できた程度で、工事車両が動いていました。陸に打ち上げられた舟もまだ残っていました。閖上地区の近くには名取川があり、津波は川を遡上していきました。 閖上浜は普段の夏では海水浴で賑わっているのでしょうが、人の姿がありません。護岸壁も津波にやられたとお聞きしました。 宮城県では、高校生の死亡75人、安否不明12人、教職員の死亡1人(7月12日現在)だそうです。津波の被害はなくても地震により多くの被害が出ています。仙台市内の常盤木学園高校を訪ねましたが、修復の工事中でした。最初の見積もりよりも大幅に増える億単位の工事になるとのことでした。 訪れた8日は仙台七夕まつりの最終日。仙台駅からアーケード街まで七夕飾りが煌びやかに風に流れていました。一日も早い復旧・復興を願わずにはいられません。 今、東北大震災から五カ月が過ぎ、復旧・復興が進められていますが、現実の問題として、東北大震災規模の地震が起こり、津波が押し寄せてくると考えた時に、私たちは何ができるのか、何をしなければならないのか、それぞれのレベルで考えなければなりません。(内田) ……
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  • 被災地訪問報告その1

    2011/08/24

    8月8日に被災地を訪問する機会を得ました。あの3.11から約5カ月たっていましたが、地震・津波のエネルギーは想像を絶するものでした。定期便が就航するようになった仙台空港にも津波が押し寄せた高さが柱に刻まれ、全国各地からの激励メッセージが届けられていました。丁度仙台は七夕祭り。空港の七夕にも復旧・復興の願いが込められていました。 仙台市の南側、海沿いの町:名取市にある宮城県立農業高校を訪ねました。写真のとおり廃墟と化していました。いつもだったらグラウンドには運動部の生徒が、教室では生徒たちが活動しているのでしょうが、誰一人いません。グラウンドには何百台もの車が積み上げられていました。校舎内には書類などが汚泥と共に散乱していました。関係者の方から話を聞くと「再びここには学校は戻って来れないでしょう」というお話でした。農業高校の生徒は、柴田農林高校(大河原)・亘理高校(亘理)・加美農業高校(色麻)の3高にわかれて授業を受けているそうです。クラスメイトがばらばらに、離れ離れの生活が続いています。(内田) ……
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  • お盆を過ぎて、酷暑も一休み。今日は処暑

    2011/08/23

    お盆を過ぎて、酷暑も一休み。今日は二十四節気の処暑(ショショ)です。暑さも和らぎ、秋の気配を感じる頃と言うことです。我が家の近くでは虫の声が聞こえ始めました。朝方は随分しのぎやすくなりました。 昨日から三年生は一足早く「2学期」が始まりました。1・2年生はもう一週間ほど夏休みがありますが、そろそろ二学期の用意を始めましょう。宿題や課題は完成させ、まずは高校としての生活リズムを取り戻しておくことです。9月1日の二学期の始業式を全員元気で迎えましょう。(内田)
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  • 猛暑日も一息~

    2011/08/19

    連日、猛暑日(一日の最高気温が摂氏35℃以上)に熱帯夜(夕方から翌日の朝までの最低気温が摂氏25℃以上になる夜)が続いていましたが、今朝方からの雨で一息つけそうです。夏休みも終わりが近づきました。三年生は、来週から学校が始まり、一、二年生はまだ10日程ありますが、早目に夏休みの宿題などは終えて、新学期を迎える準備をしておきましょう。(内田)
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  • 月遅れ盆送り火

    2011/08/16

    今日は月遅れ盆の送り火です。盂蘭盆にあの世から帰ってきた先祖の霊を再び送り還すために、夜空に火を焚いてあの世へ通じる道を明るく照らしていると言います。亡くなった方を偲び、心穏やかに送り還したいと思います。 昨日15日は、66回目の終戦記念日でした。戦争が終わった(1945)年、当時0歳の方でも66歳となります。戦争の惨禍が遠い昔話とならないように願っています。(内田)
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  • 立秋

    2011/08/08

    今日は、二十節気の立秋。暦の上では秋の始まりです。立秋を境目に時候の挨拶は、暑中お見舞いから残暑お見舞いとなります。今年は、梅雨明けが例年になく早く、その後のゲリラ豪雨などがありましたが、高校野球と共に暑い(熱い)夏はこれからが本番になりそうです。熱中症・熱射病には特に気をつけましょう。(内田)
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  • 栄冠は君に輝く

    2011/08/07

     昨日から第93回全国高校野球選手権大会が阪神甲子園球場で開幕しました。春の選抜大会に続いて「がんばろう!日本」がスローガンです。大阪のチームだけでなく、被災地の高校にも頑張ってほしいと思います。甲子園での熱闘が楽しみです。 さて、大会歌である「栄冠は君に輝く」の歌詞を紹介します。曲も良いですが、歌詞も味わい深いものがあります。声を出して読んでみませんか。(内田)  作詞:加賀大介 作曲:小関裕而 (1)雲は湧き 光あふれて    天高く 純白の球(タマ) 今日ぞ飛ぶ    若人よ いざ まなじりは歓呼にこたえ    いさぎよし 微笑む希望    ああ栄冠は 君に輝く (2)風を打ち 大地を蹴りて    くゆるなき 白熱の力ぞ技(ワザ)ぞ    若人よ いざ 一球に一打にかけて    青春の 讃歌を綴(ツヅ)れ    ああ栄冠は 君に輝く (3)空を切る 球の命に    かようもの 美しく匂(ニオ)える健康    若人よ いざ 緑濃き棕櫚(シュロ)の葉かざす    感激を 瞼(マブタ)に描け    ああ栄冠は 君に輝く
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  • ヒロシマの日

    2011/08/06

     1945(昭和20)年8月6日、午前8時15分、人類史上初の原子爆弾が広島という町に投下されました。ウランの原子爆弾、通称「リトルボーイ」と呼ばれました。爆心地から2キロ以内がほぼ全壊・全焼し、同年末までに14万人が死亡したとされます。今日、広島の平和記念公園では平和記念式が行われました。  [『父と暮らせば』という映画があります。先頃亡くなった原田芳雄さんが父親、宮沢りえさん娘役で共演しています。この機会にぜひ見てほしい映画の一本です。原爆のこと、戦争と平和のことを考える機会になればと思います。(内田)
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