『人生には何ひとつ無駄なものはない』（遠藤周作）といいます。人生のどんな嫌な経験・体験にしてもひとつとして無駄なものなどありません。人は様々な経験・体験を通して様々なことを学び、成長し、自分を作ります。学校での日々の活動（授業、ＨＲ・クラブ・生徒会活動など）の中に生徒の皆さんの学びがあります。どんなことでも人生に役立つという前向きな気持ちを持ってほしいと思います。そのためにも生徒のみなさん自身が様々な活動に主体的に積極的に参加することがとても大切です。 明日から夏休みです。疲れた心と体に休養を与えると同時に、日頃できないことに取り組んでほしいと思います。一・二年生は、これまでの学習の結果を受け、弱点は補い、得意分野はどんどん伸ばしていきましょう。三年生は進路を決める夏休みです。自分で動いて、自分で進路を切り拓く覚悟が必要です。 食堂の３Ｆに、生徒会が作成した横断幕に『一笑懸命～笑うもんには福来る～』というスローガンが掲げられています。笑顔が弾ける学校、いのち輝く学校という願いが込められているように感じました。学園祭・体育祭の準備もこの夏休みから始めましょう。 生徒の皆さんが、しっかり力をつける夏休み、成長する夏休み、夢や希望が膨らむ夏休みとなるように、努力を惜しまず継続しましょう。様々な活動に前向きに、元気に参加しましょう。特に夏休みは外出する機会が増えます。皆さんを取り巻く環境は、健全で安心できるものばかりではありません。不健全な、危険な落とし穴が皆さんを狙っています。社会の悪の「餌食」とならないような、危険から身を守るために必要な行動をとってほしいと願っています。自分の命を、みんなの命を大切にしてほしいと思います。 二学期には生徒の皆さんが全員元気に登校して、再会できることを切に願っています。（内田）