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合氣道部「第二回大阪高等学校合氣道演武大会」出場
2013/04/05
第2回 大阪高等学校合氣道演武大会 出場
さて、とうとう平成24(2012)年度が幕を下ろしました。と、同時にいよいよ平成25(2013)年度が幕を開けました。まるで、「おやすみ」と「おはよう」とがドッキングしているかのような、この一瞬を…。「おとな」と「子ども」とがドッキングしているかのような、この一瞬に…色々なことを思い描いてしまうのでした。
つい先日、こんなことがありました。稽古を終えて本館校舎に戻ろうとした顧問 阪本は、道ばたで脱輪(お見事!?タイヤがミゾにスッポリンコ!)している自動車を見かけました。 『ほっとけ、そんなもん』 それは、アクマの声でした。今まで何度となく耳を傾けて来た気がします…。が、すかさず、部員に声をかけて、無事脱出成功。是非お礼を…と仰るのに、困った時はお互い様ですからと答えて、部員ともどもその場をカッコよく立ち去りました。 『ここは、もらわん方がカッコええよ』 と、いうアクマともホトケとも聞き分けがたい声が、聞こえたような聞こえなかったような…。は、さておき。ともかく、その後の部員らの顔を見ていて思いました。よかった。(お礼、もらわんで?!)困っている人がいて、自分がそれを助けられるならば、なるべく、助けた方がいい。ビリビリと痛む腰痛をひそかにさすりながらも、そう感じました。 この子らは、もしかしたら大地震など災害や事故、その他もろもろで誰かが困っているのを見かけたら、知らんぷり出来ない優しさをちゃんと、やっぱり、持っているのではなかろうか。ちょっぴり肌寒い春の日、明るさと、サクラのツボミがはち切れんばかりの温かさが混ざり合ったような、とてもありがたい一日でした。
それはさておき。平成24年度の締めくくりとして、演武大会に参加(参加校は、大手前高等学校・春日丘高等学校・北野高等学校・北千里高等学校・四條畷高等学校と、そして我が英真学園の合氣道部)して参りました。
大会ショッぱなに出番が回ってきた我が英真学園は、これが案の定と言いますか、毎度毎度と言いますか、「春=サクラが咲く」ぐらい当たり前に、「演武=ガッチンゴッチン」の緊張ぶり。そのシドロモドロする様子を審査員席から見ていた顧問 阪本は思わず、ご丁寧に用意して頂いたペットボトルのお茶を怒りにまかせて思い切りブン投げてしまい……、そうになりました。(ガマン!)
そんなガチガチの彼らとピリピリの顧問 阪本のカタをもみほぐすように、会場校である春日丘高等学校が全館停電となり、とたんに真っ昼間の明るい陽の差す校内のあっちゃこっちゃで「非常出口ハ、コチラデス」という音声と警報音が鳴り響きまくるハプニング! もしも、これが本当に暗闇だったら…どちらへ逃げていいものか、かなりパニックになるだろうなぁ。とか、なんとか思いながら、緊張と弛緩を絶妙にかき混ぜる名司会(大手前高等学校の顧問 M先生)のもと、演武は続いてゆきました。途中、隣に座っておられた先生がにわかに立ち上がったかと思うやいなや、演武していたウチの生徒にお茶を投げつけてしまい、会場が一瞬にして静まりかえる第2のハプニング!!……が起こることもなく(起こるはずもなく)、どうにかこうにか全ての演武が終了したのでした。 終わってみれば、2月末の演武大会から、この間の稽古も振り返りつつ、彼らなりによく稽古を重ねてきたのかなぁ。とか、なんとか思いながら、早くも眼前に現れた大きな課題のいくつもが、二人の顧問と部員の気を引き締めさせるのでした。
演武大会を前にし、以前に紹介しました梅の花が最後の一輪になった、ちょうどその日、隣り合うサクラの樹に一輪の花が咲きました。まるで、「ふぅ~やれやれ」と「まさに、これから」がドッキングしたような、この一瞬が…我々、英真学園合氣道部のさらなる成長につながる予感を持ちつつ、武器技:短刀取り(短刀で襲いかかられるのをさばいて、短刀を奪い取る技)で最優秀の表彰状を頂戴したことを報告し、皆さまに今後ともますますの応援をお願いする次第です。ありがとうございました。そして、よろしくお願い申し上げます。