英真学園(えいしんがくえん)

 

教員ブログ

~夏雲は岩の如く 秋雲は砂の如く~

2012/09/19

 ~春雲は綿の如く、夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く、冬雲は鉛の如く、晨雲は流るるが如く、午雲は湧くが如く、暮雲は焼くが如し。  正岡子規の「雲」という詩の一節です。季節により、また時間により雲の形や色が変化します。これから夏の入道雲から秋のすじ雲、うろこ雲・いわし雲・さば雲、ひつじ雲へとバトンタッチされます。空を見上げて、雲の形や色の変化を楽しむのも良いでしょう。 今日は糸瓜(へちま)忌。正岡子規の命日(1902年9月19日)です。34歳の若さで亡くなりました。今年、没後110年となります。正岡子規といえば俳句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」が有名ですね。司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」にも秋山真之(さねゆき)や夏目漱石の友人として登場しています。俳句や短歌、詩や評論・随筆などを残しました。また、初めて日本に導入された初期の野球に熱心な選手でした。愛媛県松山市には子規記念博物館があります。(内田)
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