教員ブログ
あれから222年・・・フランス人権宣言の誕生
2011/08/26
蒸し暑い日が続いていますが、「ジージージー」と朝からの蝉の大合唱の合間から「ツクツクホーシ~」の声がしてきました。秋が近づいています。
人権という言葉が当たり前のこととして私たちの会話に登場しますが、今に至るまでには長い人類の闘いの歴史がありました。222年前の今日(1789年8月26日)、フランス人権宣言が採択されました。フランスの憲法制定国民議会において、憲法の前文である「人間および市民の権利の宣言」を採択。一般に「フランス人権宣言」と呼ばれています。この宣言は、前文と17の条文から成り立っていて、「人は生まれながらにして自由かつ平等の権利を有する。」と謳い、主権在民や法の下の平等、所有権の不可侵などを宣言し、近代憲法の源流となりました。今、自由とか平等、生きる権利・平和的生存権など多くの人権が当たり前のものとなっていますが、当たり前でなかった時代のことを考えて今の時代と比較してみるのも人権について考える一つかもしれません。(内田)
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