教員ブログ
五月のかがやき
2011/05/13
よく降りました。今朝は朝から良いお天気となりました。若葉がかがやき、薫風爽やかな五月です。先日、『行為の意味・・・青春前期のきみたちに』という一冊の詩集を見つけました。3月11日の大震災以降、テレビCMで流れている「~〈こころ〉はだれにもみえないけれど〈こころづかい〉は見えるのだ~」という詩のタイトルが「行為の意味」です。その詩集の中に「五月のかがやき」という一篇がありました。今の「季節」にピッタリなので紹介をします。作者は、宮澤章二さん。6年ほど前に亡くなっています。
五月のかがやき
一日 一日が まったく新しい出発
いまは ただ 鋭く前方を見つめるだけ
うしろ振り向く さびしい動作は
年老いてから身につければよいのだ
目が 一定の方向を指す行為を
〈めざす〉と いう
心が 一定の方向を指す行為を
〈こころざす〉と いう
めざす行為と こころざす行為とが
五月のかがやきの中で連動するとき
澄んだ若い目は 鷹の目になる
躍動する若い心は 走る清流の心になる
目と心に 明確な標的の薫る日こそ
生涯で いちばん美しい日だ
上手に気持を切りかえて学習に集中しましょう。来週は中間考査です。(内田)
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