英真学園(えいしんがくえん)

 

教員ブログ

気持をカタチにして行動しよう

2011/04/08

東日本大震災後、次の短いテレビCMが心に深く残っています。

「こころ」は誰にも見えないけれど、「こころづかい」は見える。「思い」は見えないけれど「思いやり」は誰にでも見える。その気持ちをカタチに。

 調べてみると、詩人で作詞家である宮澤章二さんの詩「行為の意味」からとられていました。改めて全文を紹介します。

「行為の意味」

あなたの〈こころ〉はどんな形ですか

と ひとに聞かれても答えようがない

自分にも他人にも〈こころ〉は見えない

けれど ほんとうに見えないのであろうか

 

確かに〈こころ〉はだれにも見えない

けれど〈こころづかい〉は見えるのだ

それは 人に対する積極的な行為だから

 

同じように胸の中の〈思い〉は見えない

けれど〈思いやり〉はだれにでも見える

それも人に対する積極的な行為なのだから

 

あたたかい心が あたたかい行為になり

やさしい思いが やさしい行為になるとき

〈心〉も〈思い〉も初めて美しく生きる

それは 人が人として生きることだ

 

読みながら優しい心が広がりました。隣りの人に、家族や友だちに、周りの人に、こころづかいと思いやりをカタチにして行動しましょう。そうすればきっと心地よい、幸せな空間をみんなで共有できると思います。

今日は始業式、一年の始まりです。被災地の皆さんへ思いを馳せつつ、今があることの幸せを感じています。(内田)

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