英真学園(えいしんがくえん)

 

教員ブログ

沖縄日本(本土)復帰38年目の日を迎えて

2010/05/15

1972(昭和47)年5月15日、沖縄が日本(本土)に復帰をして今日で38年目を迎えます。皆さんも知っているとおり沖縄はかつて「琉球(りゅうきゅう)」と呼ばれた時代がありました。独自の社会・文化を持っていました。しかし、薩摩藩の侵攻や廃藩置県が行われ、1879(明治12年)の琉球処分により沖縄県が設置され日本に組み込まれていきました。その後の日本は、日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・そして「15年戦争」へと戦争の歴史が続くこととなります。1931(昭和6)年から45(昭和20)年までの15年間日本は戦争をし続ける結果となります。唯一、米軍と地上戦が闘われたのが沖縄でした。沖縄県民の3人に1人が沖縄戦において亡くなったといいます。その後、沖縄はアメリカの施政権に服し、「外国」となったわけです。 38年前の今日、沖縄は47番目の県として日本(本土)に復帰をしたわけですが、基地付きの返還となり、現在でも日本国内にある米軍基地の75%が沖縄に集中している現実があります。今日の普天間基地の移設問題がクローズアップされていますが、皆さんは、どう考えますか。2年生は12月に修学旅行で沖縄を訪ねますので、沖縄戦や基地問題も事前に学習をしてみるのも良いでしょう。たくさん、関係図書が出版されていますよ。(内田)
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