教員ブログ
防火避難訓練を終えて
2010/05/14
避難訓練は、避難経路を覚え、災害時のパニック状態を抑制し、いざという時の手順を覚えるために行われる訓練です。「訓練」という言葉よりも「エクササイズ」「トレーニング」「リハーサル」と言い換えた方が良いかもしれません。人は、「本番」で勝てるように、「本番」がうまくいくように、いざという時に備えて「訓練」する。つまり「エクササイズ」や「トレーニング」や「リハーサル」を重ねるわけです。
「こんなんやっても意味ない!」とか「いざ、火事だ!となった場合に、パニックになって避難訓練のようにはいかない」などの声が聞こえてきそうです。でも、よく考えて下さい。訓練しているのと、していないのとでは大きな違いが出てくるものです。
今回は、校舎内で「出火」した、火事になったという前提で、生徒の皆さんには避難経路を確認すると同時に避難体験をしてもらう、先生方には避難誘導と生徒の点呼確認体験をしてもらうことが目的でした。その目的は達成できたでしょうか?
避難訓練に際して、慎重に行動できるように働きかけるために、「オアシス」という言葉が使われているようです。つまり、「オアシス」の「オ」とは「押さない」。「オアシス」の「ア」とは「慌てない」。「オアシス」の「シ」とは「静かに」。「オアシス」の「ス」とは「素早く」という意味です。
今一度、今回の避難訓練での自分の行動を思い出しながら「いざ!」という時に備えてほしいと思います。(内田)
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