教員ブログ
子どもの権利条約採択から20年
2009/11/20
気がついたら週末。生徒の皆さんは明日から三連休です。2年生は来週から期末考査、次の週は修学旅行。1・3年生は2週間後には期末考査が始まります。本日、「インフルエンザ感染予防のさらなるお願い」という文書を配布しました。幸いの三連休です。感染予防に十分な警戒をすると同時に、期末考査に向けてしっかり計画を立てて学習しましょう。
今日(11月20日)は、前文と54の条項からなる子どもの権利条約(児童の権利に関する条約)が国連(国際連合)で採択されて20年目になります。1989年のことでした。日本は1994年4月23日に世界で158番目に批准をしました。
人権(ヒューマンライツ:人としての権利)は、人類の長い歴史の中で闘い、勝ち取られてきた価値です。人権とは当たり前のことであり、空気みたいなものともいえます。しかし、人権は不断の努力で自分のものにしなければなくなってしまいます。
この子どもの権利条約では、18歳未満のすべての子どもが保護されると同時に、発達を保障されています。子どもであっても人間として平等に権利を認められていることを具体的に規定しています。例えば第3条では子どもに関するすべての措置については、「子どもの最善の利益」が第一義的に考慮されるとあります。また、第12条では自身に影響を及ぼすすべてのことについて「意見を表明する権利」があると規定しました。
子どもの権利条約の全文を読んでみませんか。そして、人権について考えてみませんか。(内田)
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